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政治用語

日本国憲法第9条とは?その内容や自衛隊の関係について解説!

2020年5月10日

最近のニュースで「憲法9条改正」というワードをあなたも一度は聞いたことがありませんか?

中東問題や北朝鮮問題で議論され、話題になる事も多くなっています。

では、そもそも憲法9条はどのようなものなのでしょうか?今回は、憲法第9条について考えていきたいと思います。

日本国憲法第9条の概要

日本国憲法は1946年に公布され、1947年から施行され、11章・103条により構成されています。その中で、「戦争の放棄」と「戦力の不保持」が第2章「戦争の放棄」の第9条の1条2項で謳われています。これがいわゆる憲法第9条です。

 

日本国憲法第9条

日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、

国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、

国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。

国の交戦権は、これを認めない。

 

第9条の内容は簡単にいうと「戦争はしませんよ」「戦力も持ちませんよ」「交戦する権利もありません」というものです。

この第9条は、第二次世界大戦後、再び戦争の惨禍を繰り返さないという決意のもと作成されました。作成については「おしつけ憲法だ」とかいろいろな諸説がありますが、当時の日本政府ととGHQの最高司令官であったマッカーサーとの話し合いのうえに作成されたものといわれています。

戦力不保持と自衛隊

 

近年、日本は東日本大震災や西日本豪雨など多くの自然災害にみまわれました。

災害発生時、最前線に立って安全の確保や救助活動に尽力する姿をあなたも目にした事はあると思います。その自衛隊ですが、憲法第9条を考えるうえでは切り離せない存在なのです。

「戦争はしません」「戦力は持ちません」のはずなのに、自衛隊は戦力じゃないの?

疑問に思った事はありませんか?

憲法学者においても自衛隊が憲法第9条に違反していると主張する学者もおり政府が、憲法改正が必要だと考えている理由の一つです。では、第9条における戦力とは何なのでしょうか?

まず、第9条の戦争放棄、戦力不保持、交戦権の否認の政府の解釈は「わが国が独立国家である以上、この規定(戦争放棄・戦力不保持・交戦権の否認) は、主権国家としての固有の自衛権を否定するものではない」として「わが国の自衛権が否定されない以上、その行使を裏付ける自衛の為の必要最小限度の実力を保持することは、憲法上認められる」としています。

自衛権とは、国際法で認められた国家が有する権利であり、侵略や侵害を排除するために、武力による必要な行為を行う国家権利の事です。自衛権には、大きく二つの種類があるとされ、自国に対する侵害を排除するために行為を行う権利を個別的自衛権、自国を含む他国に対する侵害を排除するための行為を行う権利を集団的自衛権といいます。この集団的自衛権は、過去に大きな議論になり話題となりました。  

すなわち、政府の解釈として「他の国からの侵略や侵害があった場合に、自衛の為の必要最小限の憲法上認められた戦力」が自衛隊という事になります。

最後に

近年、世界情勢は様々な変化をみせています。

ここまで、日本国憲法第9条について考えてきましたが、わが国日本が、そしてわが国日本の平和憲法がどうあるべきか、世界の移り変わりの中で、今慎重な議論が必要な時期なのかもしれません。

憲法9条を守るべきか?改正するべきか?令和という新しい時代に、我々国民が納得できるような形で、結論が出る事と世界の平和を願うばかりです。

そして、この記事をご覧頂いた方が少しでも憲法第9条について、日本の平和について考えて頂くきっかけになれば嬉しい限りです。

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