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京都・奈良

東大寺ってどんなところ?東大寺の歴史&見どころについてわかりやすく解説!

東大寺といえば「奈良の大仏」を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?東大寺の魅力はそれだけではありません!
今回は意外と知らない東大寺の歴史や奈良の大仏に秘められた思い、その見どころまで分かりやすくご紹介していきます。

東大寺の歴史について

東大寺は教科書に出るほど有名なお寺で、修学旅行でも定番のスポットですが、東大寺が作られた歴史的背景まで知っている方は少ないのではないでしょうか。
意外と知らない東大寺が建てられた歴史的背景について知ることで、実際に東大寺に訪れるとその趣がさらに増します。是非、建てられた背景まで知っておきましょう。

なぜ東大寺は建てられた?

聖武天皇

奈良県にある東大寺は奈良時代の745年に聖武天皇によって建てられました。華厳宗の大本山でもあります。

聖武天皇が即位したのは724年でしたが、この頃の日本は、疫病や飢餓などの病気や、干ばつ、地震などの自然災害、反乱が起こるなど国は決して安定しているとはいえない状況でした。

そこで、7世紀頃から日本で広まりつつあった仏教に聖武天皇が着目しました。

仏教を学んだ聖武天皇は、このような2つの思想に至ります。

ポイント

鎮護国家:仏教には国を護る、国家を守る力がある。
災異思想:国に起きる自然災害や異常現象は、国を治めるものの政治が悪いという警告であり、天罰である。

この2つの思想より、「仏教であれば、今の災難から国が守られる」と考えた聖武天皇が建てたのが東大寺といわれています。

2度の焼失を経て現在の東大寺に

東大寺は、当時の日本の人口の4割に及ぶ260万人が建設に関わり、現在の価値として4700億もの建設費をかけ、作られたお寺です。
聖武天皇が当時の国力を尽くして建てられた東大寺ですが、実は2度も焼失しています。

1度目は平安時代1180年~1181年に平清盛によって南都の寺院を次々に焼討されました。

その後、重源らの活躍によって鎌倉時代に再建しましたが、室町時代1567年に大仏殿の戦いにより2度目の焼失。ここから約140年もの間、奈良の大仏は首がない状態で雨風にさらされたまま放置されていました。

そして時が過ぎ、江戸時代に僧の公慶(こうけい)という人物が東大寺を救います。当時の主君であった徳川綱吉に東大寺の再建を嘆願し再建を承諾。今の東大寺は、江戸時代に再建されたものなのです。

何度消失しても、莫大なお金をかけて再建するほど東大寺は奈良時代から大切にされてきました。

東大寺の見どころ

1300年の歴史を持つ東大寺。東大寺内にある様々な建築物や美術工芸物が重要文化財や国宝に認定されています。そんな由緒正しい東大寺の中でも、特に訪れてほしい見どころを厳選しました。

大仏殿

自身の子である基王(いといおう)が1歳満たずに亡くなってしまったことから、供養のために建てられたのが大仏殿といわれています。

東大寺のへ訪れるなら「奈良の大仏」は必見です。全国的にもその名を知られている有名、

奈良の大仏ですが、正式名称は「盧舎那仏坐像」(るしゃなぶつぞう)といいます。華厳経において中心的な存在であり密教では大日如来と同一視されています。

大きさは、像高約15メートル、石座も含めると18メートルもあり、実際に見るとその迫力に圧倒されます。

実は今の大仏殿は、江戸時代の再建時にお金が足りず、聖武天皇時代の2/3の大きさになってしまいました。それでも現在も、大仏殿は世界最大の木造建築物であることからもスケールの凄さを伺えます。

〈奈良の大仏の手の意味は?〉

大仏様は右手をあげて手のひらを見せ、左手は下げて膝の上に上向きに置かれています。
右手には、仏教用語で「施無畏(せむい)」恐れなくて良いと、人々の不安を取り除き、励ます意味があり、左手は、仏教用語で「与願印(よがんいん)」願いを聞き入れ、与える姿を意味したポーズです。

奈良の大仏様のポーズは、訪れた人に「恐れなくてもいい。あなたの願いを叶えてあげますよ。」と励まして下さっているのです。

南大門

東大寺で最初の門をくぐるのがこの南大門です。こちらも大変有名な金剛力士像(こんごうりきしぞう)が南大門の門番として東西に別れて2体立ちそびえています。仁王像とも呼ばれます。

金剛力士像はその迫力ある表情と姿で仏敵(煩悩や邪)が入らないように東大寺全体を守る大変重要な役割を担っています。日本最高峰とも呼ばれる金剛力士像の造形美は、人生で一度は見ておきたい大変見どころのひとつです。

〈金剛力士像の豆知識〉

口を開いている阿形像と口を閉じている吽形像の2体を合わせて阿吽(あうん)となるので、阿吽の呼吸の由来である。と言いたいところですが、実は、阿吽の呼吸はどの神社にも置かれている狛犬が最初の由来であると言われています。狛犬は飛鳥時代にインドから伝わり、金剛力士像が建てられたのは鎌倉時代なので狛犬が最初のルーツだといえます。

狛犬も金剛力士像同じく、2体セットで一体は口を開け、1体は口を閉じています。最初の字音である「あ」から始まって最後の字音「うん」で終わることから「人生の終わりから最後まで」を表す意味として伝えられています。普段から何気なく聞く「阿吽の呼吸」にも深い意味が込められているのです。

南大門にも金剛力士像の裏に隠れているので見つけてみてくださいね。

二月堂

大仏殿でお参りして東側の出口から出て二月堂裏参道という石畳の道と石段を登った先にあるのが、国宝「二月堂」。
関西の人であればお水取りをする場所として聞いた事がある方もいるかもしれません。

人々の幸福を願うために行われるこの行事は、なんと752年の創始から毎年これまで一度も欠かすことなく行われ、その数は既に1260回以上行われています。関西地方ではこのお水取りの行事を過ぎれば春といわれるほどなんだとか。

まとめ

今回は、東大寺の中でも最も有名な3つをご紹介しましたが、敷地内は大変広く他の建造物も見どころが沢山あります。そのすべてに深い意味が込められて作られた当時の人々の思いや歴史を知って、東大寺を訪れるとさらに感動することでしょう。

そんな日本が誇る東大寺が拝見料600円で見ることができます。
いままでは興味がなかった人も、この機会に一度訪れてみてはいかがでしょうか?

メモ

東大寺
[住所]奈良県奈良市雑司町406-1

[拝観・開館時間]

大仏殿【4月~10月】7時30分~17時30分【11月~3月】8時~17時
東大寺ミュージアム【4月~10月】9時30分~17時30分(最終入館17時)【11月~3月】9時30分~17時(最終入館16時30分)
※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、随時拝観内容を変更しています。ご参拝の際には、東大寺ホームページをご確認ください。

[定休日]無休
[アクセス]【徒歩】近鉄奈良駅から、登大路町を東へ徒歩約20分

【電車とバス】JR大和路線・近鉄奈良線「奈良駅」から市内循環バス(外回り)「大仏殿春日大社前」下車徒歩5分

[駐車場]周辺に有料駐車場あり

[料金]大仏殿・法華堂・戒壇堂、東大寺ミュージアム
大人600円、高校生・中学生600円、小学生300円
セット券(大仏殿・東大寺ミュージアム)は大人(中学生以上)1000円、小学生400円

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