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ちょこっと用語解説

非常事態宣言ってなんなの?その効力や発令される時などを解説!

4月7日。この日ついに安倍首相は新型コロナウイルスに関する措置として緊急事態宣言を感染がひどい地域に対して発令を行いました。

しかし、非常事態宣言という言葉はあまり聞き馴染みのないものかもしれません。

そこで今回はそんな非常事態宣言について解説していきたいと思います!

非常事態宣言は読んで字のまま

非常事態宣言とは簡単に言えば「国家にとってとんでもない事件や状況になった時に際して地方自治体などに権限を与える宣言」のこと。

要するに緊急事態な時に地方に権限を与えるというものなんですね。

アメリカなどでは大統領が非常事態宣言を発令することは珍しくなく、例えばトランプ大統領がメキシコの国境に壁を作るために緊急事態宣言を発令したりしています。

日本の場合では国民の生命が著しく脅かされる時と生活に甚大な影響を与える時に際して出されることが多く、国会へ報告を行い今回の新型コロナウイルスの場合でもこの2要件が当てはまるとして発令されました。

日本で出された事例は太平洋戦争開戦、福島第一、第二原発事故など。あとは国ではないものの宮崎県が口蹄疫の流行を理由にして発令した事例もあります。

この非常事態宣言によってこれまで法的な根拠がなかった外出自粛要請が法律(コロナのときの場合は新型インフルエンザ等対策特別措置法の一部を改正する法律)の根拠を持つようになったのです。

緊急事態だけど強制力はあまりなし

物騒な名前の非常事態宣言。しかしニュースとかみていると「非常事態宣言というわりには強制力ってあんまりないよね?」と思っているそんなあなた。首相が国民の生活を強制するようなことがあれば民主主義の危機です。

非常事態宣言が発令される場合、例えば野戦病院のような緊急でこしらえた医療施設を建てる際に土地を強制的に使用するとか、企業に対して必要物資の強制保管とか(今回の場合はマスクなど)を行うことが可能になります。

しかし、イタリアやスペインなどのように都市自体を丸ごと封鎖して国民に対して外を出ることをやめさせるロックダウンみたいなことはできません。

あくまでも今存在している法律と相談してある程度の「要請」を行うことしかできないのが現在の状況です。

というよりも政府としては日本人の空気を読む習慣を利用して法的根拠を持たせた宣言をすることで従わない事業者に社会的な圧力をかけ世間の目の重圧をかけることによって国民が要請に従うようになる心理的な効果を期待しているのです。

戒厳令との違い

非常事態宣言と似たような制度として戒厳令というものがあります。

戒厳令は関東大震災や日比谷焼き打ち事件や二・二六事件に出しましたが、この戒厳令というのは軍に対して立法・司法・行政の一部又は全部を軍に移管させること。要するに軍が国会と裁判所と内閣の役割を果たすことができるのです。

一見見たらとんでもないような宣言ですが、この戒厳令はよっぽどのことがない限り出されることはありません。

それどころか今の日本に軍は名目上ではありませんので戒厳令が出されることはまぁ不可能なんですね。

一人ひとりの意識を持っていこう

非常事態宣言が発令されることはほとんどなく、日本の場合では非常事態宣言の重大さを一人一人認識する必要があります。

事態が収束するまで自分ができることをやるようにしましょう。

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