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政治用語

官房長官とはどんな人?職務内容や歴代在任期間・官房長官から首相になった人物などについてわかりやすく解説!!

テレビでよく耳にする官房長官という言葉。
そのため、官房長官という名前は色んなとこで聞いたことがあるのではないでしょうか?
この官房長官、いつも記者会見をしている人というイメージがある程度で実際には何をしている人物か説明できる人は少ないと思います。
本記事では、官房長官とは何をする人物なのか、職務内容や政府内の立ち位置など歴代在任期間の長い人物や後に首相まで上り詰めた人物を含め、わかりやすく解説していきます。

官房長官の職務内容

内閣官房が入っている中央合同庁舎第8号館

官房長官とは、内閣官房の事務を統括する内閣総理大臣の「右腕」のような人物です。
内閣官房という組織のトップの役職を担う内閣総理大臣に次いで日本の「ナンバー2」となっており、内閣総理大臣が外国に行く場合はその留守番を務めたりするため官房長官は必ず国内にいることが慣習となったり、内閣総理大臣の臨時代理にも1位または第2位となることが多いです。

実際に小渕総理が病気で急死したときには、当時の官房長官であって青木幹雄さんが臨時に総理大臣の役職を引き継ぎました。

具体的にどんな職務を行っているのか、ここから主な職務を3つ紹介していきます。

内閣のスポークスマン

スポークスマンとは、政府や団体の意思決定の担当者、または代弁者という意味です。
内閣が何か重要な政治的決定を行ったときに、それを国民にわかりやすく伝える。それが内閣のスポークスマンの役割です。
わかりやすい事例で説明すると新元号発表です。
新元号である令和が発表された時には、当時の官房長官であった「菅義偉」が会見をおこないました。
ネット上では令和を発表したことから「令和おじさん」というあだ名をつけられ話題に上がることもりました。
平成が発表された時に、会見を行ったのも当時の官房長官である「小渕恵三」です。
官房長官が行う記者会見は、1日2回昼と夜に行われています。
そのたびに記者から厳しい質問がされることがあるので、日本の政治全般への高い知識、理解が求められます。

内閣の接待費管理

官房長官は内閣の接待費を自由に使うことができます。
内閣の接待費とは、「官房機密費」といい様々な用途で使用されていますが、この官房機密費は何に使ったのか用途を公表する必要がありません。
年間で約14億円。そのうちの2億円は「内閣情報調査室」という所に振り分けられます。
しかし、残りの約12億円は、使用用途が明確にされていません。
この機密費は国民の税金からまかなわれています。年間で12億円、1か月で1億円もの大金が使用用途不明というのは、国民として納得できない所もありますよね。
機密費を使用する際は、領収書も必要としないため官房長官や総理の個人的な支出に使われたこともあるようです。

一国民としては、機密費が国政にいかされ我々国民に還元される形で使用されていることを願うしかありません。

内閣の調整役

官房長官には内閣の調整役といった役割も存在します。
これは、ある政策を実施する際などに関係団体や組織から協力を得るための重要な役割です。内閣には、内閣府をはじめ総務省、厚生労働省、法務省、農林水産省、国土交通省など1府13省庁を代表した国務大臣により形成されています。
各府省庁には、それぞれ実現させたい政策や守りたい利権があります。
府省庁間で意見の食い違いが起こった際に仲介役になるのが内閣官房であり、そこのトップが官房長官です。
この仲介がうまくいかなければ内閣が内部から崩壊する危険性もあるため、官房長官の役割は責任重大になります。

歴代在任期間トップ3

ここまでは、官房長官の主な職務内容を説明してきましたが、ここから官房長官在任期間が長かった人物トップ3を紹介していきます。

【第三位】保利茂

歴代在任期間第3位は保利茂の1258日です。
保利茂は、吉田茂が首相をつとめた吉田内閣で官房長官に任命され、就任時には吉田茂から「総理大臣だったらどうするか、そう考えて官房長官の仕事をしてもらいたい」と言われています。
保利茂は「百術は一誠に如かず」を信条にしており、小沢一郎、鈴木俊一などこの言葉を座右の銘にしている政治家は多い。
この言葉は長い時間をかけて人間同士の信頼関係が熟成されることを意味しています。

【第ニ位】福田康夫

歴代在任期間第二2位は福田康夫の1289日です。

福田康夫は、森喜朗が首相をつとめた第2次森内閣、小泉純一郎が首相をつとめた第1次2次小泉内閣で官房長官に任命されました。
在任期間は長期ですが最後は、自身の年金未納問題が発覚し、3年半余りつとめた官房長官を引責辞任しています。

そのこともあってかポスト小泉として総裁選への出馬が期待されたが、結局出馬はしませんでした。

【第一位】菅義偉

歴代在任期間第1位は菅義偉の2807日です。
菅義偉は、安倍晋三が首相をつとめた第2次安倍内閣で官房長官に任命されました。在任期間2807日は群を抜く長さで、首相連続在任期間歴代1位の安倍氏を支えています。「令和おじさん」としても知名度を上げたのは、SNS社会の現代だからこその出来事です。

官房長官から首相になった人物

平成以降、官房長官をつとめた後、首相まで上り詰めた人物は4名います。
ここからは平成以降に官房長官をから首相になった人物を紹介していきます。

小渕恵三

1人目は、1998年7月30日から2000年4月5日まで在任した小渕恵三です。
官房長官時代に平成の元号発表を行ったことでも有名な小渕恵三は、敵を作らない性格から「人柄の小渕」と呼ばれていました。
在任時に長年の懸念であった周辺事態法、通信傍受法、国旗・国家法などを一気に片付け、男女共同参画社会基本法はその後の日本社会に大きな影響を与えました。

福田康夫

2人目は、2007年9月26日から2008年9月24日まで在任し、官房長官では歴代在任期間2位の福田康夫です。
官房長官では歴代在任期間第2位ですが、首相の在任期間は途中で脳梗塞で倒れてしまい、約1年と短期政権に終わっています。

安倍晋三

3人目は、2006年9月26日から2007年9月26日と2012年12月26日から2020年9月16日までの2度首相をつとめた安倍晋三です。
第1次安倍内閣発足時は戦後最年少で戦後生まれ初の内閣総理大臣として注目を集めたが1年間の短期政権に終わっている。
1度辞任した内閣総理大臣の再就任は、戦後では吉田茂以来2人目として注目を集めた第二2次安倍内閣は、先日2020年9月16日に安倍内閣を総辞職し連続在職日数2822日と歴代1位の長期政権でした。

菅義偉

4人目は、つい先日2020年9月16日に内閣総理大臣に就任した菅義偉です。
歴代1位の長期政権であった第2次安倍内閣を官房長官として、支え続けて安倍氏の後任として首相に就任した菅氏は令和の発表会見を行ったことから「令和おじさん」として国民にも親しみをもたれています。
官房長官としては歴代1位の在任期間の菅氏ですが、内閣総理大臣としても長期政権を築くことができるのかこれから注目していきたいと思います。

まとめ

官房長官の職務は多岐にわたり、多忙を極めます。内閣官房という総理大臣の右腕的役割を担い、総理大臣の後継候補となることも多い重要な役職です。

官房長官の役割を理解することで日本の政治への理解が増すことになるでしょう。近年は若者の政治への関心の薄さが問題視されています。
政治は国民1人1人のために存在します。
決して他人事と思わずに1人でも多くの人が政治に関心を持つことがより良い政治に繋がっていくはずです。

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