スポンサーリンク

豆知識

カトリックとはどんな宗派?成り立ちやプロテスタントとの違いについてわかりやすく解説!

カトリック教会という言葉を聞いたことある方も多いと思いますが、カトリック教会とは何か?いつ、どんな要因でできたのか?についてはご存知でない方もいると思います。
実はカトリック教会を紐解いていくと日本との関係があった歴史があります。カトリック教会を知ることで教会に対するイメージが変わっていくかもしれませんし、歴史を知ることで現代の繋がりをわかると面白く感じることができると思います。
ここではカトリック教会についてわかりやすく解説していきます

歴史からカトリック教を知る

カトリック教会を知るためには、まずはキリスト教に知っておいた方がいいので、まずはキリスト教について解説します。キリスト教はイエスが教祖となり立ち上がった宗教です。西暦はイエスが生まれた年なので、発祥は西暦になります。

当時のキリスト教はローマ帝国に厳しく弾圧されたなどの経緯があります。現代で考えてみれば、新興宗教が立ち上がったみたいな印象で、そのように思われていたキリスト教には激しい批判があったのでしょう。

そんな中、イエスは逮捕され処刑されてしまいますが、弟子たちはイエスの教えを命懸けで布教させます。それが後にローマ帝国に認められローマの国教となり、現代のキリスト教が世界に広まる礎になりました。

現在は世界人口の30%以上がキリスト教となっていて、世界の宗教の中でも一番人口が多いです。

カトリック教会はキリスト教の宗派

キリスト教が世界に布教していくことで、宗教人口が増えたことにより宗派が分かれていくようになりました。宗派での争いが起きたり、ローマ帝国が滅んでしまったり、他国が攻めてきたりと、様々な出来事を経てキリスト教の存続も形を変えながら歴史を歩んでいきます。

キリスト教で宗派が分かれたもので代表的なのが、ギリシア正教、カトリック教会、プロテスタント教会などで、カトリック教会というのは、キリスト教の宗派なのです。

日本人にわかりやすいので言えば、仏教の宗派が分かれているというイメージに近いです。仏教にも宗派があり、経典に対して考え方が違います。

それでは、カトリック教会について解説していきます。

カトリック教会の起源と分裂

カトリックというのは、ギリシア語の普遍的や世界的という意味を表すカトリコスからきたものです。そのため、カトリック教会はキリスト教の宗派の中でも古い歴史をもっています。

カトリック教会の初代ローマ教皇は、ペテロとなっておりキリスト教の教祖であるイエスの弟子の1人でした。イエスが処刑された後にペテロが布教した歴史があるということで、カトリック教会はキリスト教が布教されて間も無くあったといえるでしょう。

マルティン・ルターの宗教改革

カトリック教会を中心にキリスト教が世界に広まるなか、幾度となく宗教改革、もしくはそれに近いことが起きてきました。現代に至るキリスト教でインパクトがあるものは16世紀に起きたマルティン・ルターの宗教改革です。

当時、ローマ教皇に反発して宗教の意見・抗議することは命がけのことでした。ローマ教皇絶対主義の考え方なのがカトリック教会で、教皇に逆らったとみなされたら殺されてしまうこともありました。そんな中、ドイツを中心にルター派のプロテスタント教会が立ち上がります。プロテスタントとは抗議する人々という意味で、最初は少人数でしたが次第に増えていきました。

なぜプロテスタント教会が支持されたのか

カトリック教会は善行を積めば罪は許されるという考え方があります。善行といっても様々で、ボランティア活動や巡礼などもありますが、免罪符といわれる教会に寄付することも善行に含まれました。当時は、免罪符を買ったものは天国行きが教会によって保証されると宣伝されていました。

これに対して、免罪符を買うかどうかで神の御加護を受ける考え方ではなく、信仰そのものによって神に救われることがキリスト教の考え方ではないかと抗議したのがルターだったのです。その考え方に賛同した人たちによって支持されました。

ちなみに現在の宗教人口は、カトリック教会が12億人程、プロテスタントが3億人程といわれています。

カトリック教会とプロテスタントの違い

宗教改革によってプロテスタント系とカトリックが分裂しましたが、この両派はそれぞれ違いがあります。

次はそんなカトリックとプロテスタントの違いについてみていきましょう。

信仰の違い

ルターの宗教改革以降の現代でもカトリック教会とプロテスタント教会の宗派があります。ここでは、象徴的な違いについて解説します。

まずは、前述した信仰の違いがあります。カトリック教会は善行によって神から救いを得ることができるというもの。善行は、巡礼や寄付、ボランティアなどです。一方で、プロテスタント教会は信仰によって救われるというものです。

教会の華やかさの違い

もう一つの違いは教会の華やかさです。カトリック教会は豪華な絵画などが飾れる華やかでゴージャスなイメージの教会があり、一方でプロテスタント教会は質素な教会なのです。なぜカトリック教会がゴージャスなのかは、信仰の伝え方によるもので、寄付などの資金が多く集まるからです。

私たち日本人がイメージするヨーロッパの華やかな教会は、基本的にはカトリック教会だと考えられます。全ての教会が華やかでゴージャスな訳ではなく、質素な教会があることもあるのです。ルーツを知ると観光などで見る教会の捉え方も変わるかもしれませんね。

教えの考え方の違い

キリスト教の教えを伝える際には、聖書が必要です。ただ、当時は聖書などの書物は貴重なもので、一般庶民が手に入れられるものではありませんでした。そこで、教えを伝えるために用いたのが絵画や音楽などの芸術品でした。芸術品を用いて感性で伝えていったのがカトリック教会です。このことからも、カトリック教会が華やかでゴージャスな理由が芸術品を用いていたことからわかります。

一方で、プロテスタント教会が支持される背景には、印刷技術の発達があり、聖書が本として出版できるようになってきました。キリスト教を信仰している一般庶民は、文字を理解することができれば、聖書を自分で読むことができキリスト教を自分で考えることができたのです。

カトリック教会と日本との関わり

宗教改革が起き、プロテスタント教会が台頭してきたことを解説しましたが、そこでカトリック教会にさらなる動きが出てきます。プロテスタント教会の台頭により、カトリック教会の信仰を守るためにイエズス会という世界へ布教する部隊が結成されました。

イエズス会を結成したのは、イグナティウス・ロヨラという人物で、他に結成メンバーに加わっていたのがフランシスコ・ザビエルです。宗教改革が背景にあり、カトリック教会の信仰を守るために宣教師たちが世界に布教をするために航海をするのです。

キリスト教の伝来

フランシスコ・ザビエルといえば、日本にキリスト教を布教しにきた人物です。ヨーロッパからアジアにキリスト教を広めるためにインドや中国を目指して移動しました。そこでとある日本人と出会い、日本にもキリスト教を伝えにいくことになり、日本にキリスト教が伝来されました。

ザビエルが日本での布教に関してロヨラに送った手紙が残されているのですが、日本での布教には大変苦労したようです。当時、日本は仏教がメインの国であったのもありますし、中国との交流で学問にも精通していたことから、キリスト教の考え方を受け入れることが難しかったのかもしれません。その後、織田信長はキリスト教を受け入れていましたが、豊臣秀吉によってキリスト教弾圧のバテレン追放令が出されました。

まとめ

カトリック教会はキリスト教の宗派のひとつとして今でもヨーロッパを中心としてキリスト教の最大宗派となっています。

ルターの宗教改革によって、カトリック教会以外にも、プロテスタント教会という大きな宗派ができて教えの差ができましたが、こういった面もちゃんと把握しなければなりませんね!

スポンサーリンク

こちらもおすすめ!

1

ニュースや新聞で世界情勢の話題になったとき、「国際連合」というワードを聞いたことはありませんか?最近でいうと昨年、環境活動家のグレタ・トゥーンベリさんが各国首脳の前でスピーチして話題になりました。中学 ...

2

1914年から1918年にかけてヨーロッパでは第一次世界大戦が繰り広げられていました。 そしてこの戦争はヨーロッパの体制を根本から崩すこととなり、現在にもつながる影響も残すことになったのです。  今回 ...

3

世界の政治体制は、それぞれの国によって違っています。同じ民主主義国家でも、国によって大統領制をとっている国、議員内閣制の国と、政治体制の採用が違っているのです。 日本は、御存じの通り、議院内閣制を採用 ...

-豆知識
-

© 2021 レキシデセカイ Powered by AFFINGER5