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政治用語

最近聞くブラックマンデーって何?原因や結果について解説!

2020年5月17日

最近ニュースで「コロナショックはブラックマンデーを上回る!」とか「リーマンショックに匹敵する!」という言葉を耳にしませんか?・・・これ、正直意味わかります?ほとんどの人が、なんとなく「コロナで今の経済がヤバイ?」って思う程度じゃないでしょうか?ですが、この「ブラックマンデー」や「リーマンショック」という言葉、なかなか深刻な言葉なんです・・・。

なので今回はその中の一つ、「ブラックマンデー」について調べてみましょう!この言葉を理解した上でニュースを見ると現在の世界の経済、そして日本の景気が今より少しだけ詳しく分かるかもしれません。

ブラックマンデー(暗黒の月曜日)とは?

ブラックマンデーに学ぶ金融危機~過去の金融危機を振り返る② | F ...

1987年10月19日(月曜日)ニューヨーク証券取引所で世界規模の株価の大暴落が起こりました。これは過去に世界恐慌を引き起こしたウォール街大暴落の下落率を大幅に上回るモノで、これによりニューヨーク株式は大混乱に陥りました。

ブラックマンデーの時代背景

1980年代当時、アメリカは第二次オイルショックにより失業率が上昇し、景気停滞、物価上昇といったスタグフレーションが起きていました。そこで当時のロナルド・レーガン大統領はその問題を解消するため「レーガノミクス」と言われる経済政策を実施する事にし「強いアメリカ」を復活させようとしました。

強いアメリカ・・・のはずが?

レーガノミクスの主軸は、「社会保障支出と軍事支出の拡大」「個人取得の減税」「経済への規制緩和」「通貨供給の抑制」の4つで、これによりアメリカの経済は一時成長しました。しかし、国の借金が増える事により財政赤字が拡大、また金利高がドル高を誘発し貿易赤字も広がりました。そこで1985年、ドル高対策としてG5(米・日・英・仏・西独)はプラザ合意を発表、各国はアメリカの貿易赤字を収縮するために為替レートを協調介入しドル高を改善しました。しかし、それによって今度はドル安が行き過ぎてしまい、アメリカでインフレが巻き起こります。そして、今度はそのドル安に歯止めをかけるため、1987年G7(米・日・英・仏・西独・伊・加)によるルーブル合意が締結されました。ですが、今回は各国の足並みが揃う事ができず、ドルの下落を止めることはできませんでした。

そして、その年の10月19日香港で株価の暴落が起こります、その暴落は瞬く間にヨーロッパを経由しアメリカへ上陸します。ブラックマンデーです。

株価大暴落の影響

ブラックマンデーは世界で同時株安を引き起こし、それによって様々な国で企業の倒産や、失業者の増加を生むなど経済の低迷を引き起こします。これは、その年の12月ワシントンDCで行われた会議で、33人の著名な世界中のエコノミストが「今後数年間は1930年代以来最も問題になる可能性がある」と予測したほどでした。

ですがブラックマンデーに対する各国の対応は早く、アメリカではFF金利引き下げにより混乱の鎮静化を計り、証券取引所では、過熱した取引を一旦中断させる「サーキットブレーカー制度」を導入し今後のブラックマンデーへの対策としたのです。そして最終的には、各主要国が協力しブラックマンデーは1929年のような世界恐慌に陥ることなく収束したのです。

沢山の要因

色々とブラックマンデーの経緯を書いてきましたが、実は明確な原因は分かっていません、なぜならその要因はひとつではないと言われているからです。

一般的には財政赤字と貿易赤字の「双子の赤字」の拡大。そして、ドル安阻止の為に締結されたはずのルーブル合意への各国の協力体制の不安、またこの二つの要因から株の売り注文が発生し、それを察知したコンピューターの自動売買プログラムが暴落を加速させたと言われています。ですがこれにも様々な意見があり、元も子もないない事を言えば、そもそも明確な原因などなく、偶然に沢山の投資家が株を売り、たまたまそれが膨れ上がっで大暴落したという意見もあります。

日本の対応

当時の日本はバブル経済の後押しで投資意欲が高く、また竹下総理大臣の金融緩和継続が功を奏し、なんとブラックマンデーの半年後には下落分を回復し、再びバブル景気を継続させていたのです!それ以外にも、当時はまだ「場立ち」と呼ばれる証券マンが人力で注文を成立させており、日本ではコンピューターの自動売買による暴落の影響が少なかった事が考えられます。

このように日本はブラックマンデーを最低限の被害で乗り越える事に成功していたんです。

大不景気を乗り越えられる力を

正直、今回のコロナショックと当時とは全然状況も違います。ですがそれは当時も1929年とは違う状況の中、戦っていたんです!だから今回の「コロナショック」も30年前のように日本中で力を合わせて乗り越えて行きましょう!

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